建築パース 費用 相場は、1カットあたり4万円〜15万円程度が目安です。「建築パースを1枚お願いしたいのですが、だいたいおいくらでしょうか」——これは、私たちが最も多くいただくご質問です。ところが実際にお答えしようとすると、いつも少しだけ困ってしまいます。というのも、パースの料金は「1枚いくら」と一言で言い切れるものではないからです。同じ1枚でも、戸建住宅の外観と、ホテルの客室と、大規模商業施設のエントランスとでは、必要な手間がまるで違います。
とはいえ、「案件によります」で終わってしまっては、発注する側は予算の組みようがありませんよね。そこでこの記事では、建築パース 費用 相場の全体像を、グレード別の目安価格とあわせてはっきりお伝えします。そのうえで、料金がどんな要素で決まるのか、なぜ見積書によって金額がこれほど違うのか、そして品質を落とさずにコストを抑えるにはどうすればいいのか——このあたりまで、できるだけ具体的にお話ししていきます。読み終えるころには、届いた見積書を見て「この金額は妥当だな」とご自身で判断できるようになっているはずです。

建築パース 費用 相場|料金の決まり方と外注コストを抑えるコツ
まずは結論からお伝えします。日本国内でCG制作会社に外注する場合、静止画1カットあたりの相場はおおよそ4万円〜15万円程度。ここに、建物の規模や表現の作り込み具合によって幅が生まれます。Basic9studioでは、この幅を3つのグレードに整理してご提示しています。
| グレード | 参考価格(税抜) | 納期目安 | 対応プロジェクト |
| グレードS | ¥100,000〜 | 約14営業日 | 高級別荘、リゾート、大規模開発、国際デザインコンペ |
| グレードA | ¥60,000〜 | 約10営業日 | 商業ビル、マンション、ホテル、店舗、オフィス |
| グレードB | ¥40,000〜 | 約10営業日 | 住宅・小中規模プロジェクト |
いずれのグレードにも無償修正3回までが含まれています。ここで少しだけ注意していただきたいのは、グレードの違いは「手抜きか丁寧か」ではないということです。求められる表現の水準と、そこに至るまでの工程数が違う——ただそれだけの話なのです。住宅の検討用パースにリゾートホテル並みのライティング設計を持ち込むのは、率直に申し上げて予算の使い方としてもったいない。逆に、投資家向けのプレゼン資料に検討用の簡易パースを出してしまえば、せっかくのプロジェクトの魅力が正しく伝わりません。目的に対して過不足のないグレードを選ぶことが、結局いちばん賢い選択になります。
建築パースの料金を左右する6つの要素
では、その金額はいったい何によって決まっているのでしょうか。見積書の数字の裏側を、6つの要素に分けて開けてみましょう。ここを理解しておくと、複数社の見積を比べたときに「なぜこの会社は高いのか」がすっと腑に落ちるようになります。
1. 建物の規模と複雑さ
最も大きく効いてくるのが、モデリングの手間です。平屋の住宅と、20階建てのタワーマンションでは、作らなければならない形状の量がまるで違います。さらに、曲面の多いデザイン、複雑なファサード、細かなルーバーや格子といった要素が入ると、その分だけ工数は積み上がっていきます。
2. 内観か外観か
意外に思われるかもしれませんが、一般に内観パースのほうが割高になりがちです。外観は建物本体と外構、空、植栽で構成されますが、内観は家具、照明器具、カーテン、小物、床材や壁材の質感まで、視界に入るすべてを作り込む必要があります。とりわけ室内は光の反射が複雑で、ライティング設計に時間がかかるのです。
3. カット数とアングル
1カットだけの発注と、同じ建物で5カットの発注では、1カットあたりの単価は後者のほうが確実に下がります。モデリングという最も重い工程を使い回せるからです。逆に、まったく別の建物を1カットずつ発注するのは、コスト効率としては最も不利になります。
4. 表現のグレードと時間帯
昼景に比べて、夕景・夜景は手間がかかります。室内照明を一つひとつ配置し、窓から漏れる光の温度を調整し、空のグラデーションを作り込む——この積み重ねが金額に反映されます。「夕景のほうが少し高いのはなぜ?」というご質問の答えは、ここにあります。
5. 納期
特急対応には、通常25〜50%程度の割増が発生するのが一般的です。制作側は他案件のスケジュールを組み替え、場合によっては複数名を同時に動かすことになるためです。逆に言えば、余裕をもって発注するだけで、この割増は丸ごと回避できます。
6. 修正回数と権利範囲
無償修正が何回まで含まれるのか、納品データを広告やSNSに二次利用できるのか。この2点は金額に直結しますが、見積書に明記されていないケースも少なくありません。安く見えた見積が、修正費と使用料で膨らんでいく——よくある落とし穴です。

内観は視界に入るすべてを作り込む必要があるため、同じ1カットでも外観より工数がかかりやすい。
ホテル・宿泊施設のパース費用はどう考える?
数ある建物用途のなかでも、費用の考え方が少し特殊なのがホテル・宿泊施設の建築パースです。なぜなら、ホテルのCGは「建物を見せる」ためだけに作られるものではないからです。
想像してみてください。まだ着工すらしていない段階で、投資家に出資を決めてもらわなければならない。開業の半年前には、予約サイトに載せる客室写真が必要になる。テナントとして入る飲食店にも、完成後の姿を見せて口説かなければならない——ホテルのパースは、こうした複数の意思決定をたった数枚の画像で動かす役割を背負っています。
そのため、通常はロビー・エントランス、客室(グレード別に数タイプ)、レストラン、プール・スパといった共用施設まで、10カット前後のセットで制作するケースが一般的です。1カットあたりの単価はグレードA帯(¥60,000〜)が中心になりますが、まとめて発注することでモデリング工程を共有でき、結果的に1カットあたりのコストは単発発注よりも抑えられます。
もうひとつ、ホテル案件で特に気をつけたいのが光と素材の表現です。リゾートや宿泊施設で人の心を動かすのは、間取りの正確さではなく「ここで過ごしたい」と思わせる空気感。夕暮れの客室に灯る間接照明、リネンの質感、木肌の温かみ——こうした要素を丁寧に作り込めるかどうかで、同じ客室でも訴求力はまったく変わってきます。ここに投資する価値があるかどうかは、ぜひホテル3DCGパース制作サービスの事例と見比べながらご検討ください。

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外注コストを抑える5つのコツ
ここからは実践編です。ご予算に限りがあるのは、どのプロジェクトでも同じこと。大切なのは値切ることではなく、同じ金額でより多くの成果を引き出すことです。すぐに実行できる5つの方法をご紹介します。
1|図面を確定させてから発注する
これが最も効果の大きい節約術です。設計が固まる前に発注すると、変更のたびにモデリングをやり直すことになり、追加費用が積み上がります。主要な形状とボリュームが決まってから依頼する——それだけで無駄な往復が消えます。
2|カットをまとめて発注する
同じ建物であれば、モデリング工程を共有できるぶん1カットあたりの単価は下がります。「今回は1枚、次はまた1枚」と小刻みに頼むより、必要な枚数を洗い出して一度に発注するほうが、総額では確実に安く収まります。
3|参考画像を3〜5点用意する
「いい感じにお願いします」——この一言が、実は最もコストを押し上げます。イメージのズレは修正回数となって跳ね返ってくるからです。理想に近い画像を数点添えるだけで、初回提出の精度は驚くほど上がります。
4|納期に余裕をもたせる
特急割増は、スケジュール管理だけで回避できる純粋なコストです。印刷物の入稿日やプレゼン日から逆算し、社内レビューの期間まで含めて2〜3週間の余裕をみておくと安心です。
5|用途に対して過剰なグレードを選ばない
社内検討用のパースに最高グレードは必要ありません。逆に、販売の要になるメインビジュアルでコストを削るのは本末転倒です。「誰に、何を伝えるための1枚か」から逆算してグレードを決めてください。
「安さ」だけで選ぶと、かえって高くつく理由
最後に、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。相見積を取ると、驚くほど安い金額を提示してくる会社に出会うことがあります。もちろん企業努力による適正な低価格もありますが、極端に安い見積の裏には、たいてい理由が隠れています。
- 修正が1回までしか含まれていない。2回目以降が都度課金となり、最終的な支払額が当初見積を大きく超えることがあります。
- アセットの使い回しが前提になっている。汎用の家具や植栽をそのまま並べただけのパースは、どこかで見たような画になり、プロジェクト固有の魅力が伝わりません。
- 二次利用が別料金。納品後にウェブやSNSで使おうとした段階で、追加費用の話が出てくるケースがあります。
- 窓口が固定されていない。担当者が毎回変わると、そのたびに背景を説明し直すことになり、目に見えないコスト——つまり自社の時間——が失われていきます。
建築パースは、印刷代のような単なる経費ではありません。提案を通し、部屋を売り、出資を引き出すための投資です。1枚のビジュアルが契約を動かすことを考えれば、数万円の価格差より、その1枚が仕事をしてくれるかどうかのほうがはるかに重要ではないでしょうか。
Basic9studio – 予算と目的に合わせた最適なパースを
Basic9studioは、1,500件を超えるCGIプロジェクトの実績をもとに、日本の設計事務所・ハウスメーカー・不動産会社・ホテル運営会社の3DCG建築パース制作を支援しています。私たちが料金設計で大切にしているのは、透明であること、そして予算を「削る」のではなく「効かせる」ことです。
- 3段階のグレード設計:用途と予算に応じて選べるため、過剰投資も品質不足も避けられます。
- 無償修正3回まで標準:全グレード共通。追加費用が発生する条件は、事前に明示します。
- 宿泊・商業施設に強い制作体制:ホテル・宿泊施設のCGパースから内観パースまで、用途ごとに表現を設計し分けます。
- 日本語での窓口対応:担当者を固定し、図面の読み解きから修正指示まで日本語で完結します。
初めてのご依頼や、外注先の切り替えをご検討中の方には、初回プロジェクト限定50%オフプログラムもご用意しています。図面と参考画像をお持ちいただければ、概算のお見積りをその場でご提示することも可能です。

Basic9studio – 予算と目的に合わせてグレードを設計する3DCG建築パース制作会社。
よくある質問(FAQ)
Q: 建築パース1枚の費用相場はいくらですか?
A: 静止画1カットあたり、おおよそ4万円〜15万円が目安です。住宅や小中規模プロジェクトであれば¥40,000〜、商業ビル・マンション・ホテルなどは¥60,000〜、高級別荘や大規模開発、国際コンペ向けの高精細な表現では¥100,000〜が基準になります。建物の規模、内観か外観か、時間帯の設定によって、この範囲内で変動します。
Q: 内観パースと外観パースでは、どちらが高くなりますか?
A: 一般的には内観パースのほうが割高になる傾向があります。家具、照明、カーテン、小物、床材や壁材の質感まで視界に入るすべてを作り込む必要があり、さらに室内は光の反射が複雑でライティング設計に時間がかかるためです。ただし、複雑なファサードをもつ大規模建築の外観であれば、内観を上回ることもあります。
Q: 複数カットをまとめて頼むと安くなりますか?
A: はい。同じ建物であればモデリング工程を共有できるため、1カットあたりの単価は下がります。ホテルのように客室・ロビー・レストランなど複数の空間が必要な案件では、まとめて発注いただくほうが総額を抑えられます。必要なカットを事前に洗い出しておくことをおすすめします。
Q: 見積もりに含まれない追加費用にはどんなものがありますか?
A: 無償修正回数を超えた修正、カメラアングルの変更、設計自体の大幅な変更、特急対応の割増、そして二次利用の範囲外での使用などが該当します。Basic9studioでは全グレード共通で無償修正3回までを標準とし、追加費用が発生する条件はご発注前に明示しています。
Q: 予算が限られています。品質を落とさずに費用を抑える方法はありますか?
A: あります。図面を確定させてから発注する、カットをまとめる、参考画像を3〜5点添える、納期に余裕をもたせる——この4点を実行するだけで、修正回数と特急割増という2大コスト要因を回避できます。そのうえで、メインビジュアルにはグレードを上げ、社内検討用は抑える、というメリハリのある配分が最も効率的です。
建築パースの費用相場は、たしかに幅の広いものです。けれども、その幅を生んでいる要素——規模、内観か外観か、カット数、時間帯、納期、修正条件——を一つずつ理解してしまえば、見積書はもう不透明なものではなくなります。大切なのは、最も安い会社を探すことではなく、自分のプロジェクトにとって必要十分な1枚がいくらなのかを見極めること。そのご判断のお手伝いができれば、私たちにとってこれ以上うれしいことはありません。ご予算の目安が固まっていない段階でも構いませんので、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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